【塾講師バイト必見!】中学英語 関係代名詞はこう教える

英語

この記事では、実際に個別指導塾で働いている筆者が中学生に関係代名詞を教える際の手順を紹介しています(^▽^)/

私自身、初めはどのように教えたら生徒が理解できるようになるのかとても悩み、試行錯誤してきました。

今では、多くの生徒から「やっと英語が分かるようになった」や「解けると楽しい!」と嬉しい言葉を聞くことが出来ています。

この記事にたどり着いている時点で、あなたは生徒を思う素晴らしい講師です!ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね(*^-^*)

こんな人にオススメ
  • 関係代名詞の分かりやすい教え方を知りたい
  • 生徒が理解できるよう丁寧に教えたい
  • 自分も関係代名詞を復習したい

大まかな流れ

まず、初めに大まかな流れを説明します。(これは生徒に伝えるのではなく、自分で頭に入れておく)

細かい手順を忘れてしまっていても、ある程度の流れが頭に入っていればスムーズに説明を進めることが出来ると思います(`・ω・´)

  1. 前提知識のカクニン
  2. 関係代名詞の役割
  3. 関係代名詞の成り立ち、文の作り方
  4. 主格の関係代名詞・目的格の関係代名詞

以上が教える際の大まかな流れです!では次にそれぞれの細かい手順を見ていきたいと思います。

第一ステップ 前提知識のカクニン

関係代名詞の説明に行く前に前提カクニンとして、形容詞についての説明をしてあげましょう。

なぜなら、関係代名詞の役割もまさに形容詞と同じだからです(`・ω・´)

★形容詞とは?

形容詞の役割『名詞を修飾(詳しく説明)する。』

〈例〉

interesting book (面白い本)☜ “interesting”(形容詞)が “book”(名詞)を説明している

①の英文では、一単語の形容詞が名詞を説明しています。

実は形容詞の役割をする文法は他にもたくさんあって…

②book to read(読むための本) ☜ “to read”(不定詞)が”book”を説明している

②の英文では、不定詞が名詞を修飾する「形容詞的用法」で使われています。

③book written by Soseki(漱石によって書かれた本)☜ “written by Soseki”(過去分詞)が”book”を説明している

③の英文では、過去分詞が名詞を修飾しています。

このように名詞を修飾する形容詞・形容詞節の説明を先にしてあげましょう(`・ω・´)

★形容詞の語順

また、形容詞のカタマリの長さによって語順が変わることも教えてあげてください

〈形容詞が一単語のみ形容詞+名詞 (interesting book)☜形容詞は先に来る

〈形容詞が二単語以上名詞+形容詞 (book to read) ☜形容詞は後に来る

第二ステップ 関係代名詞の役割

次は関係代名詞の役割について説明していきましょう!

先ほどの第一ステップの内容が理解できていれば、ここは余裕でス(`・ω・´)

関係代名詞の役割名詞(先行詞)を説明するです!

〈例文〉

①I have a friend who lives in Tokyo. (私には東京に住む友達がいる)

①の文では、関係代名詞のカタマリ “who lives in Tokyo”が名詞(先行詞)”a friend”を説明しています

関係代名詞は必ず、二単語以上の形容詞のカタマリを作るので先に名詞を置くことが決まっています。

なので、先行詞という名前がついているんですね

第三ステップ 関係代名詞の成り立ち・文の作り方

★関係代名詞の成り立ち

次に関係代名詞の成り立ちについて説明していきましょう!

成り立ちが理解できると➡自分で英文が書けるようになる

①I have a friend. ②He lives in Tokyo. ☜元々は二つの文章があった

二文を比較して、重なっている名詞(同一人物)を探す。

①I have a friend. ②He lives in Tokyo. ☜ “a friend”と”He”が重なっている

ここで、一つ目の名詞 “a friend”は先行詞になる。二つ目の名詞“He”は関係代名詞に変わる。

二文をくっつける➡ “I have a friend who lives in Tokyo.”

★関係代名詞の文の作り方

次に関係代名詞の文の作り方を説明していきましょう(`・ω・´)

関係代名詞は先行詞の種類によって使い分けます!

関係代名詞の使い分け
  • 先行詞が「」☞who,whom(最近はthatを使うことが多い)
  • 先行詞が「モノ、動物」☞which
  • 両方OK☞that

〈例文〉

私は、ベンチに座っている男性を知っている☞ I know a man who is sitting on the bench.

これは私の伯父が住んでいる家です☞ This is a house which my uncle lives in.

このように先行詞の種類によって、関係代名詞を使い分けて文章を書きます(`・ω・´)

第四ステップ 主格と目的格の関係代名詞

関係代名詞には「主格の関係代名詞」と「目的格の関係代名詞」があります。

どちらを使うかで文の書き方やルールが変わるので、しっかり説明してあげましょう

★主格の関係代名詞

まず例文を見てみましょう!

〈例文〉

①I have a friend. ② He lives in Tokyo.

☟二つの文章のくっつけ方は先ほど説明した通りですね

・I have a friend who lives in Tokyo.

この英文では、元々『主語であった”He”が関係代名詞”who”に変わっていますね!

このような関係代名詞を「主格の関係代名詞」と呼びます。

主格の関係代名詞の特徴➡関係代名詞の後ろには動詞が来る!! (~who livesのように)

★目的格の関係代名詞

〈例文〉

①The man is my teacher. ②You met him.

☟①の”The man”と②”him”が重なっているので、”the man”が先行詞に、”him”が関係代名詞に

・The man whom you met is my teacher.

今回は、元々『目的語であった”him”が関係代名詞”whom”に変わっています。

先行詞が目的格の関係代名詞の場合は“whom”(thatとする場合もある)を使わなければいけないことを伝えましょう。”which”は主格と目的格で使い分けは不要ですね(`・ω・´)

★関係代名詞の省略

最後に関係代名詞の省略を説明して終わりましょう!

先ほどの主格と目的格の関係代名詞が理解できていればとてもカンタンです(^^♪

主格の関係代名詞☞関係代名詞の省略不可

目的格の関係代名詞☞関係代名詞の省略可能

〈例文〉

The man whom you met is my father. ☞ The man you met is my father.(“whom”の省略)

まとめると

関係代名詞の使い分け
  • 先行詞が「」☞who(主格の関係代名詞), who(目的格の関係代名詞)
  • 先行詞が「モノ、動物」☞which(格による使い分けなし)
  • 人・モノ両方☞that (格による使い分けなし)
  • 目的格の場合☞関係代名詞の省略が可能

まとめ

お疲れ様でした(^^♪

以上が、私が塾生に関係代名詞を教える際の手順です!

  1. 前提知識のカクニン
  2. 関係代名詞の役割
  3. 関係代名詞の成り立ち・文の作り方
  4. 主格と目的格の関係代名詞

上記の流れを意識して教えると、取りこぼすことなく上手く伝えることが出来ると思います(`・ω・´)

全てではなく、取り入れられそうな部分だけでもいいので参考にしてみてください!!

おばけにゃんこ
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